例えば急に大切な人が出来たとして、それは喜ぶべきなのか、それとも疑うべきなのか。
喜ぶ。それは、その人を認め、一緒に生きること。
疑う。それはいつかのセカイのように、誰かが作り出した夢幻の虚構なのだということを前提にすること。
「お兄ちゃん♪」
ね。これって絶対夢だよね。誰か嘘だと言ってよ…。


触発されました。思わず書いてしまいましたSS『It's gonna Sunny!!!-晴れたらイイねっ♪-』
※理姫ちゃんSS。生みの親のmさんに捧ぐ。


 それは、夏の香りが、秋の高い空に変わる頃のこと。
あの凄惨なバス事故から全員が生還し、長い治療期間を終えた恭介が颯爽と現れ、そしてみんなで
旅行に行って、帰ってきた翌日のことだった。
「直枝、手紙が届いてるぜ」
「え、あ、うん」
寮の郵便物担当の子が、ノック一つ。応対に出ると手紙を差し出してきた。
「相手は誰だよ?いまどきハートのシールを貼ったピンクの便箋なんて、ネカマじゃね?」
「いやいやいや、ネットじゃないし…うん、ありがと」
素直にお礼を述べると、彼は白い歯を見せてニヤリと笑い、去っていった。
美術部で絵を描いている彼を一度校庭で見たけど、そのときの真剣な目とは違う、本当にお茶目な目。
そんな茶目っ気満点の(男の子にこう言うのは角が立ちそうだけど)彼から手紙を受け取った僕は、机に座り、
ペーパーナイフで便箋を開封する。以前あーちゃん先輩に貰ったものだ。
そんなものを使って開封するなんて女っぽいぞ、と真人に言われたけど、綺麗な便箋なら傷つけずに持っておきたいし、
むしろ真人みたいに力任せにバリバリ破くのはちっともエコじゃないし。ゴミを増やすだけだ。
「…」
手紙は、ほのかに甘い香りがした。それは、きっと香水だろう。
ただ今まで嗅いだ香水の中でも、とても優しい香り、そう、強いて言えば…。
「母さんと同じ香水だ…」
幼い頃に死んでしまった、母さんと同じ香水の香り。
父さんが最初の結婚記念日に送ったものらしく、母さんはそれをとても気に入っていた。
決して高くないけど、それでもいい香りだったのを、僕も覚えてる。
「…母さんの、関係者?」
一瞬それを疑った。だとしたら、この手紙は…!
とっさに手紙を開く。そこには。


 「で、俺に相談?」
「うん…」
僕は、恭介の部屋にいた。今日は休みということもあり、黒のTシャツにカーゴパンツというラフな格好の恭介が出迎える。
同じ部屋の友達は外出しているらしく、心置きなく話が出来そうだ。
…でも恭介。Tシャツの『天上天下唯湖独尊』って、それ絶対何か狙ってるよね。ツッコミ待ち?
「この間チェスで負けてな…1週間これを着ることになってるんだ…」
俺が勝ったら来ヶ谷に猫耳メイドを1週間だったのに…と愚痴をこぼす恭介にある種の虚しさを感じた。
ともあれ。
「しかしまぁ、理樹に妹が、ねぇ」
「うん…嘘みたいだよね」
「きっと嘘なんじゃないか?実は妹妹(まいまい)詐欺とか」
「いやいやいや、意味分からないから…」
本当に恭介の発想はたまに意味が分からない。妹詐欺なんて遭いそうなのは絶対恭介だけだよ…。
「ん、今ものすごい寒気を感じたんだが…」
「気のせいだよ」
「そ、そうか…」
おっと、話を本筋に戻さないと。
このまま恭介ペースだと日が暮れてしまうし。
「で、妹か…お前もついに兄貴、ってワケだな」
そこでなんで泣くんだろう…。
「普段の鈴を見てりゃ、兄の苦労くらい察してくれるだろ?」
「鈴が特殊なんじゃないかな」
ずっと兄の寵愛を受けて育ってきたから、人見知りは激しいけど、恭介のことは憎んでいるわけじゃない。
むしろ、猫がじゃれつくのと同じなんじゃないか、とすら思える。
だけど、僕の場合どうだろう。

 

『まだ見ぬわたしのお兄ちゃんへ

 初めまして、になるのかな?お兄ちゃん。
 わたし、お兄ちゃんに逢える日が凄く楽しみです。
 というのも、驚きなんです。今度お兄ちゃんが通っている学園に途中編入が決まったんです!
 今までずっと女子校だったので、凄く楽しみ。どんなお友達が出来るかな、全寮制ってどんな感じなのかな。
 そんな期待ばかりがこみ上げてきます。
 だけど、一番の楽しみは…やっぱり、お兄ちゃんに会えること、かな?
  ねぇ、お兄ちゃん。
 お兄ちゃんは、私が写真で知っているお兄ちゃんから、変わってしまっているのかな?
 でも、どんなお兄ちゃんでも、私は受け入れられる、そう思います。
 今から楽しみ。お兄ちゃん、待っててね。

 P.S.荷物はもう送っています。あ、その、下着とかも入ってるから…でも、お兄ちゃんなら、イタズラに使って、いいよ?』




 …最後のはノイズだろう。主に相坂さん経由の。
手紙の文面から察するに、僕には同い年の妹がいる。
手紙の到着とほぼ時を同じくして、僕の後見人から電話が入っていた。
それによると、妹は、異母兄妹…非嫡出子…言うなれば『隠し子』だ。
父がそんなプレイボーイなんて思ったことはないし、家庭人として家族サービスを欠かさなかった彼が、他所の女の人に
子種を仕込んでいた(来ヶ谷さんならきっとこう言うと思う。意識して言ってみた)なんて信じたくない。
だけどそれが現実なのだ。
名前は、差出人から『直枝 理姫(なおえ りひめ)』というらしい。本当は苗字が違う。だが彼女…理姫のたった一人の母親が
亡くなり、そして一種の養子縁組で先日正式な僕の妹になった、というのだ。
…大人の、身勝手な事情。
そして僕の後見人曰く、先日まで聖應女学院という、日本屈指の名門女子校に通っていた彼女のたっての希望で、
途中編入代わりの中間考査を学年トップでパスし、正式な学園編入も決まっていた。編入クラスも…2-Eという、有難くない情報まで。
件のバス事故で傷は癒えたものの、ついにPTSDから立ち直れず学校を自主退学した生徒がいた。その子の分の枠が開いたから。
これまた、大人の勝手な事情だろう。ともあれ、途中編入となると、それしかない。
「同い年の妹で、しかも才女か…」
「その女学院って凄いの、そんなに?」
「お、おい理樹、正気かよ…」
恭介みたいに女子校に詳しくないからね、僕。
すると、女子校相手の合コンマスター(自称)こと恭介が熱く語りだす。
「聖應(せいおう)女学院といえば、戦前からの女子校だ。代々エルダー制度というのを用いて、生徒の自主的自発的な教育を前提にしている」
「よく言えば自発徹底、悪く言えば放任主義って感じかな?」
「そうだな。だが理樹、それは辛らつだぞ…」
ちなみに恭介曰く、その学園の卒業生には、ドラマで最近人気急上昇中の女優、宮小路瑞穂、直木賞作家の十条紫苑がいる、との事。
…宮小路瑞穂って、確か笹瀬川さんが今一番ハマってる女優さんだっけ。何か一部に男だって噂もあるけど…。
「そこの出身ってなったら…まぁ、まずヴァージンなのは間違いない」
「卑猥だよ恭介っ!」
今ので一気に恭介に相談したことを後悔してしまった。
「まぁまぁ、今のは軽いジョークだ」
「心臓に悪いよ…」
ただでさえ妹という未知なる生物が出来ることでどうしたらいいか悩んでるのに。
「ただ一つ言えるとしたら…色々、頑張れよ」
「?」
何が言いたいのか、と首をかしげていると。

 「おい理樹っ!どーなってんだよっ!」
「真人?」
突然部屋に飛び込んできた真人。血相を変え、いやむしろ血の気が引いている。
「オレはもう用済みなのか!?なぁ理樹よぉ!」
「…?」
ワケが分からないので、恭介と一緒に僕たちの部屋に戻ると。


 …荷物の、山だった。
「なんか筋トレから帰って来たら運送業者がこれを運び込んできやがってよ…抵抗したんだ、オレ」
「よ、よく分からないけどありがとう…」
それは感謝することなのだろうか。
しかし、無造作に開けたと思われるダンボールからは…(本当は犯罪だよ、真人)。
「なぁ、これって…」
「うん…」
純白の、ブラジャーが一つ飛び出していた。
「あぁ、理樹が女と同居するために準備をしてたんじゃないかって冷や汗ダクダクだったぜ」
「…」
気になって、箱を確認すると。
差出人の名前は、直枝理姫。
…直枝ってことで僕のところに送ってきたのだろう。
それとほぼ同時にあーちゃん先輩が部屋に入ってきて「あぁ、届いてるわね」と言うと、運送業者さんに移動をお願いした。
「ゴメンね、直枝って書いてるからって間違ってこっちに送っちゃったみたい」
「…」
予想通りだった!
しかしそんな風に突然のことで唖然としている僕を見て、あーちゃん先輩は去り際。
「でも直枝くん?いくら誰の荷物かわからないからって、妹さんの荷物とはいえブラを取り出すなんて、中々色男じゃない♪」
「…えぇぇぇっ!?」
なお、後日それがあーちゃん先輩から理姫に伝えられ、暫く目を合わせるたび赤面されたのはまた別の話。


 そんな慌しいイベントが起こった日の午後。
昼食を終え、部屋で予習をしていると。
「理樹、お客さんだぞ」
鈴がノックなしに入ってきてそれだけ伝える。
「え、あ、うん」
「…うわきもの、しんでしまえ」
「???」
それだけ告げると、また猫のようにどこかへ去ってしまった。
 僕と鈴は、あの事故の後、交際を決めお付き合いをしている。
恭介からはそれが当たり前のように祝福され、将来は直枝か棗か、子どもには恭介おじさんじゃなくて恭介兄ちゃんって呼ばせろよ!とか
散々好き勝手絶頂に言われまくっているが。
そんな鈴のヘソを曲げる事態となれば油断は出来ない。どういう状況なのか、と面会の人が待つという控え室に向かうとする。

 僕は、すっかり朝の手紙のことを忘れていた。
第一、東京郊外の女学院から送られた手紙なら、もう相手がそこを去った後に届く可能性だってあるじゃないか。
何を言いたいのか。つまり、手紙は『彼女』が女学園を去る前日に出したもので、今その『彼女』は…。
「お兄ちゃんっ♪」
「会いたかった!すっごくすっごく、会いたかったっ…」
小さなボストンバッグを両手で持っていた彼女は、それを放り出すと、僕の胸へ。
「お兄ちゃん…っ」
「え、えと、えと、その…」
状況が読めず、ドギマギする僕。
そしてそこで。
「あぁっ!?ボストンバッグにケータイ入れてたんだったっ!ど、どーしよー…」
「あ、あはは…」
妹は、ドジっこでもあった。

 直枝 理姫。
背中の真ん中まである髪をツインテールにしていて、その髪はまるでシルクのような光沢だった。
そして胸に飛び込まれたときのシャンプーかリンスの香り。それは、とても上品で、お嬢様学校の出身を強く感じさせられる。
だけど、飾らない、気取っていない態度と笑顔にもしも僕が兄という立場になかったらきっと一撃で恋をしてしまうだろう。
それは素直にそう思える。
だけど、髪以外は僕と瓜二つ。娘は父に似るという言葉どおり、僕の父さんの遺伝子を強く引いたらしい。
…ちょっと待って。その理論なら僕も女…ってことになっちゃうじゃないかっ!
「でも、複雑だよね」
「え?」
正面に座っている理姫が突然切り出す。うぅ、白の短いワンピースが目の毒だ。しかもその奥にチラチラ見える白いのって…ぱ、ぱぱぱ…。
「お兄ちゃん?」
「えっ、あ、う、うんそうだねっ!やっぱりファミマだよねっ!」
「えっ…あっ、ふふっ、そっか、そういうことなんだね」
僕の視線に気付いたのか、裾を脚の間に挟む。あぁ、男の夢が…ってこれじゃ僕ただの変態だよっ!
「お兄ちゃんならぱんつ見られても恥ずかしくないけど、でもお兄ちゃんがバカになっちゃったら意味ないもん」
…出来た妹だなぁ、じゃなくてっ!
「複雑って?」
「あー。話はぐらかしたー。うん、でもいいよ」
ちょっと頬を膨らませる。あぁ、まるでリスみたいだ…。
そんな僕を意に介さず、そのまま続ける。
「ほら、わたしってその…か、隠し子、でしょ?お兄ちゃんにとっては」
「…まぁね」
大人の勝手な事情で、僕らは突然めぐり合わせになった。
それに違和感を感じないといったら嘘になるだろう。だけど。
「それでも、僕は嬉しいかな」
「えっ…」
赤面する彼女に、僕は。
「だって、両親が死んで、ずっと独りだった。だけど、仲間がいたんだ。いつだって」
「そして今目の前には、どんな形でも血を分けた肉親がいる。もう僕は独りじゃない。そう思えるんだ」
「…お兄ちゃん」
不意に、抱き締められる僕。胸は決して大きいわけじゃないけど、柔らかい。
「わたし、お兄ちゃんの妹で、良かった。それが凄く誇りだよ」
「…」
だから、これからはずっと一緒、だよ?
どんな悪魔でも一撃で仕留められるエンジェリックスマイル。僕は、もう彼女に夢中になりそうだった。
素直に思える。
両親が死んだとき、すべてに絶望していた僕は、今日この日のために絶望していたんだと。
希望を、手にするために。
彼女は、秋風に乗ってそんな感情を運んでくれた。本当に、これ以上嬉しいことはないような気がする。


 それから、正式にみんなに紹介した。
「直枝 理姫ですっ。よろしくね」
「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」」」
ちなみに今のはリトルバスターズの男子(僕以外)だ。
「理樹くんによく似てるね〜。可愛いよ〜」
というのは小毬さん。本当に嬉しそうだ。
「ふんっ。ひとさわがせなきょーだいだ」
勝手に騒いだ鈴がそれを言うのは違和感だらけだ。もっとも、人騒がせ兄妹は鈴と恭介のほうだと思うけど。
「いや〜、理樹君に似てるけど、こっちは無垢で素直みたいですネ。今から楽しみなのデスヨ」
葉留佳さんは露骨に何かしそうだ。大切な妹にそれは勘弁願いたいかな。
と、服を引っ張る何か。
「時に理樹君。もし良かったら理姫君を私に貸して欲しいのだが」
「断固拒否」
「…貴様、いい度胸だな」
「いやいやいや凄い理不尽なんですけどっ!?」
そう言うと既に来ヶ谷さんは理姫の隣に。
「理姫君」
「はい?」
「この後、おねーさんと愛について語り合わないか?」
「はいっ♪お兄ちゃんの魅力についてですね?」
「…は?」
いや、僕も「は?」と言いたいくらいだ。愛じゃなくて僕?
答えは、簡単だった。
「わたしが愛を注ぐのは、生涯お兄ちゃんだけですから、愛について語り合うって、お兄ちゃんについて語り合うってこと、ですよ?」
「「「「「「「「…」」」」」」」」」
全ての目が、僕に向けられる。
…恭介たち男子にいたっては、何故か殺意の篭った目を僕に…友達じゃないの僕たちっ!?
唯一、西園さんだけが。
「…理樹×理姫、禁断の近親相姦…凄くアリです…」
「に、西園さんっ!」
あぁっ、理姫からヘンな兄だって思われるじゃないかっ!
「…」
そんなことも気にせず、理姫は天使の微笑みを僕に向ける。
もう、胃に穴が開きそうな一日だ。


 その後、顔合わせと自己紹介が終わった僕は、理姫をエスコートして彼女の部屋に案内する。
…来ヶ谷さんが必死の形相でエスコートを買って出ていたが、何かと危ないのでスルーさせてもらった。
「でもいいの?」
「え、何が?」
疑問そうに首を傾げる理姫。
…恭介のリトルバスターズ参加の誘いを断ったのだ。
「お兄ちゃんの立場が悪くなるなら、撤回するけど…」
「あ、いや、その心配はまったくないから」
むしろそんなので揺らぐほど、僕らの友情はゆるくない…と信じたい。少なくともあの殺意篭った目線は嘘だと信じたい。
「別に立場は悪くならないけど、身体が弱いのかな?」
「んー。身体が弱いほうってのは半分当たり。でもね」
野球が出来ないわけではなく。
「あのね。わたし、お兄ちゃんのお世話があるから」
「え?」
顔を真っ赤にして、うつむきながらモジモジ。
「お兄ちゃんの身の回りのお世話、したいの。ううん、させてほしいの。これまでのブランク、一気に埋めたいから、ずっと一緒にいたい」
「理姫…」
うぅっ、なんか照れくさいよ…。
「でも、僕きっとリトルバスターズの活動で忙しいと思うし」
「それなら、お兄ちゃん専属マネージャーになるねっ♪」
「え」
「なるねっ♪(有無を言わせない目線)」
「は、はぃ…」
…我が弱い僕、ごめん。
でも、初日から違和感ばかりだ。こんなに想われて。
そんな彼女の部屋に到着。まだ荷物は整理されていないが、一人部屋だ。
「一人部屋か…」
「うん。ここしか空いてないらしくて」
一人が落ち着くというわけではなく、知らない子とも仲良くなりたいらしいが。
「でも、そのうち仲良くなっていけばいいかな。なんて」

 と、直後。衣擦れの音。
振り返ると、先ほどのワンピースが床に落ち、そして純白の下着姿になった理姫がいた。
「り、りりりりりり理姫っ!」
「…シャワー、浴びてくるね」
「何でそこでそんなつぶらな瞳なのさっ!」
「…」
頬をほんのり真っ赤に染めると、そのままボストンから替えの下着とパジャマを取り出すと、部屋備え付けのユニットバスへ。
途中で振り返り。
「お兄ちゃんだから、かな?誰でもこうしたいわけじゃないよ?」
ただ、落ち着くの。だから。
それだけ言って、彼女は脱衣室の中に消えた。
「無防備というか…」
素直すぎるのだろう。これじゃ身が持たないよ…。
さっそく僕の目の前に、凄い黒雲が垂れ込めていた。
(つづく)


あとがき。

ほんのりエロく、それでいてしなやかに。
それが相坂的理姫ちゃんの描き方、ってことで。

まずは理姫という芸術的萌えキャラを生み出してくださったTRAFFIC JAMの管理人様、mさんに感謝を。
とても可愛く、そして優しいお姉さん属性キャラって確かにいなかった気がするので(姉御は特殊ですし)、
久々に清純派美少女を書けて嬉しかったです。

ちなみに聖應女学院出身とか、その辺は相坂が勝手に付けた設定なので、脳内で消去願います。
…ただ単に瑞穂お姉さまの名前を出したかっただけっ!
あと、本家と違い、理姫も理樹も17歳の設定にしています。恭介が自然にその場にいるほうが、何かと
後々の展開に有利じゃないか、と踏んだためです。

中の人は一応、安玖深音さんを前提に書いてます。
けよりなの麻衣ちゃんとか、真・恋姫の劉備の中の人、だったかしら?
でも、mさんに『ぶっちゃけこんなの理姫じゃないっ!』ってお叱りを受けないか心配です。
だって、思春期の女の子で、しかも今まで女子校に通ってた女の子が、あっさりパンツ見せたり、
下着姿になるもんですか。なるとしたら理樹絶対舐められてますよ。それか本人に理樹が男という自覚がないだけか。
…うん、自覚がないってことにしておけばいいさっ。良かったね、理樹が狼じゃなくて。
ってことで、相坂でした。


【次回ウソ予告】

 ついに現れた理樹の妹、理姫。
彼女の過剰な愛情表現に理樹のココロは揺れ動く。
一方、胸のモヤモヤは理樹だけでなくその恋人、鈴も同様だった。
次回、It's gonna Sunny!!!第2話『直球勝負っ』ご期待ください。
(※あくまでウソ予告です)

【次へ】

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